“ユーモア”
それは”最強のヒューマンスキル”とまではいかないまでも、とても役に立つ。
おもろいやつはいろんな人に好かれるし、人に好かれるやつは人間関係がうまくいくし、人間関係がうまくいくと仕事も37%うまくいく。何より、かわいい女優さんが「好きな男性のタイプはおもしろい人です」と聞くたびにニヤリとできる。付き合えるかもしれない。
ユーモアを身につけるには、ハートの強さこそが一番大事。「量質転化の法則」という言葉を知っている人も多いと思うが、
量をこなせば質が上がる
というもの。とにかく量をこなす必要がある。とにかく”おもろいことをしようとしまくる”ことで、”おもろさ”を育てていく。そのためには、失敗を恐れないハートの強さが一番大事。
ヒロシは、初対面のアシタカさんに「黙れ小僧!」と言えるほどになった。もののけ姫を知らない相手ならアウトだ。流石にこれは行き過ぎだと思う。解き放ちすぎた。このシーン。
なんか、ちゃんと描けてて、、あんまりおもしろくないな。。。(笑)
まず、一般的なおもろい話の作り方にをご紹介する。
日常におかしな出来事を見つけよう。おかしな出来事は主に2種類。
共感を呼ぶあるあるな話
違和感を呼ぶ珍事件な話
これが”オチ”の元になる。基本的に前者の方が笑いをとりやすい。こういうオバチャンいるよね!などオバチャン系は枚挙にいとまがない。ただ、大きいのを狙うなら後者の方がいい。芸人さんのスベらない話は後者の話が多いだろう。
おかしな出来事をもとに、わかりやすい話を作る。”起承転結”と”5W1H”。無駄を気にせず、先に書き出して、後から削ることをオススメする。
話ができたら、試しに話してみよう。誰もいないときには自分で口に出してみるだけでも効果的。削ったりちょっと肉付けする部分が出てくると思う。
なるべく少人数で話すことからスタートしてみよう。何度も話すうちに、話し方や間の取り方、トーンの持って行き方、フレーズの使い方が進化する。
完成されたネタはストックして、いつでも誰にでも話せるようにすると良い。それぞれが適した場面があったりするのでストックしておく。
これは、不肖、肩幅ヒロシが苦労して作り上げたオリジナルの笑いを取るための技法である。
“カスタマージャーニー”とは、
顧客の思考や行動を想定しながら、購買までのプロセスをデザインして誘導していくことを意味する。
“笑いのカスタマージャーニー”とは、
事前に用意したオチにつなぐまでの相手の言動や反応をデザインして、そこへ誘導していくトーク術だ。
なぜ、これをやるかと言うと、瞬発力のあるおもろさに見せやすいからだ。
元から用意しているオチにもかかわらず、とっさに出たように見えるからだ。特定の世代(≠自分の世代)はみんながわかるようなオチを対象の世代にぶつけるとかなり強い。只者ではない感も出せる。
(なぜ知っているんだ?・・いや・・・知っているのはよしとしてもとっさに出るか!??)
また、オチにつなげられなかったらつなげられなかったで失うものはない。
事前情報として知っておいて欲しいのは、1994年に「違う、そうじゃない/渋谷で5時」というCDが発売されている。30代半ばより上の年代の方はみんな知っているような曲、2曲だ。
A「来週水曜空いてる?飲みにでも行こうよ」
B「あ、ハイ。どこが都合いいですか?」 (よし”渋谷で5時”をやろう)
A「うーん」
B「渋谷とかどうですか?」(”渋谷”か”渋谷以外”の2通りに持ち込む)
A「いいよ渋谷で」
B「時間何時にしますか?」 (時間を意識させる)
A「最終アポが6時までだから、7時にハチ公でどう?」
B「え?“渋谷で5時”ですか?」(すっとぼけ)
A「ウケるwwwお前、よく知ってるなそんなの?」
B「いや、そこは“違う、そうじゃない”っていうところですよー」
これはターゲットの年代さえ間違えなければ、絶対にウケる。渋谷以外になってもいいし、時間も何時でもいいのだけれども、渋谷と時間を意識させて誘導し、”違う、そうじゃない”に持ち込む。奇跡的に渋谷で5時になったとしても、それはそれでオチているので指摘すると、一目置かれる。
こういったシンプルなオチを作っておいて誘導して行くというのをヒロシはたまにやっている。いくつかあたためているものはあるし、SNSのコメントなどで練習するととてもいい。次の一手を考えるのに時間をかけられるし、なるべく短く落とすための練習にもなる。失敗したら、見て見ぬフリをしてもリアルの会話よりもノンストレス。ぜひ、やってみて欲しい。
笑いのカスタマージャーニーを仕掛けたときに、伝授して欲しいというお話を多くいただいたので、ナニナゼを意識しながら、書きました。