日本の生産性が低いと言われる一つが“文化”なんじゃないかという仮説がおもろい。
こういう文化が自分も含めて日本人の心にはあると思う。
器小さいようだけど、自分が寄付している先のNPO/NGOの従業員が自分よりも高い報酬を得ていたら嫌ンゴ。
例えば下記のA,BのNGOを考える。
組織運営費については、フェアに寄付総額の30%があてられるものとしよう。
A.資金集めが上手、職員の平均年収900万円
B.資金集めが下手、職員の平均年収250万円
組織運営費の割合は変わらないので、絶対Aの方が貢献していて価値があるのに、なんかムカつくのだ。おそらく、そう思う人はこの国では少なくないんじゃないだろうか。
「すばらしい、もっとたくさん寄付を集めて、多くの人を救ってくれ!」ってイエナイ。。
1万円の服があったとしよう。その提供原価が1000円だと知らされたら
「そんなに利益をのせているのか、もっと安くしてくれよ!」
と思う人が多い。本当に1万円分ハッピーになれるものならば、1万円で買えばいいのに。
なかなかそれが難しいのも事実。。。
この文化が影響して会社が利益をあげることが大変になった。
利益を上げると悪いやつになるし、商品価格も買い叩かれてしまう。
すると、会社の中の人は余計に働かなければいけなくなるし、
体力面から言っても、効率が下がってしまうだろう。
文化が起点となってスパイラルになっているね。。。
これは、政府主導でなんかって言っても、
なかなかに難しいね。
そして「きちんとした価格で買いましょう」って言っても、
買い叩く人はいなくならないから、買い叩くような人ほど得をしてしまう世の中になる。
ヒロシ的には
言ったもん勝ちとか、わがままなやつが得するとか、
そういう世の中がなんか残念だけど、仕方ないと
だいぶ前から、たまに悲しく思ったりしている。